令和6年度の活動報告にあたり、本年度も皆様方には当法人を支えて頂き、深謝を申し上げる次第です。
2019年より始められた朗読劇『火垂るの墓』は、地域の小学校(大社小学校)の「平和学習」に、又、地域の公民館に呼んで頂き上演を致しております。
尚、当方が支援するネパールの「サハラ子供の家」においては、東京の大学生グループがサハラの運営支援に参加したい旨を申し入れて参りました。長きに渡り皆様に支えて頂いた活動に新たなエネルギーが注がれ、この活動が継続される道筋が見えてきたように思われます。
「1の事業」ネパール・サハラ子供の家
サハラ・子供の家は、27年前(1999)にネパールにおいて、インドに売られ行く少女に出会ったことに始まります。私共は、ネパールに少女たちを留めたい思いで、女児を養育する施設「サハラ・子供の家」を開設致しました。開設より25年間、卒所者は10名、現在の入所者は9名を数えます。サハラから送られる子供たちの写真からは、落ち着いた表情が見受けられ、私共は安堵しております。
尚、東京の大学生グループ、NPO法人「サンティ(平和)子供の家」においては、12月から4回程当法人の事務所で話し合いが持たれ、今後の支援体制について意見交換を致しました。
「2の事業」子育て支援活動
私たちの朗読劇「火垂るの墓」は、小学校の学習スペースをお借りして稽古に励んでいます。大人の私たちが子供の学び舎に共にあり切磋琢磨する時に、朗読劇は育てられていきます。子供たちと共に育つことは、私たちにとって至福の時です。
「3の事業」アジアの女性への支援活動
サハラ・子供の家を卒所したソニーは、就労ビザを取得の上、福岡で仕事をしております。どうか無事で健やかであれと祈ります。
神戸女学院のバザーは5月24日に開催されました。雨にも変わらぬ賑わいに圧倒されておりました。
夙川カトリック教会のバザーは11月24日に晴天の下開催され、手作りの品々にクリスマスモードとなりました。
「4の事業」 ネットワークの構築
当NPO法人のホームページを窓口に「サハラ・子供の家」の活動に問い合わせがありました。ホームページの有無の大切さを実感しております。
「5の事業」地域の方々との交流
6年間継続している朗読劇「火垂るの墓」の公演は、ご覧になった方々の応援により公民館での上演に至っております。メンバーの皆は「平和の種」を届けようと、稽古に精進を致しております。
来年度も喜びをもって活動に臨みたいと思います。どうぞ、ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
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